2015年7月31日金曜日

医療・関係機関様向け 就トレ見学会

 ジメジメと蒸し暑い季節になりました。まだ夏本番という暑さではありませんが、昼間と朝方の気温の寒暖差で、身体がついていかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?夏バテしないよう、睡眠時間・水分・栄養のあるものをしっかり摂っていきたいものです。

 さて、今回は、6/25(木)に開催しました、『医療・関係機関様向け 就トレ見学会』について紹介させていただきます。(参加下さったのは、病院・デイケア関係者様、行政福祉課担当者様、社協相談員様の計9名の方々です。)



                     
 まず、この見学会を開催することになった経緯については、現在、就トレを利用されているご利用者の障がい種別で、これまでの傾向として、療育手帳を所持されている方が半数以上いらっしゃいましたが、ここ1年ほどの間に、精神障害者保健福祉手帳を所持されている方の割合の方が療育手帳を所持されている方の割合を上回るようになり、実際に精神障がいのある方の就労支援の場面においても、より医療機関様との繋がりが必要なのではないかということが多くなってきたことがあります。
 当法人では、これまで身体・知的の方への支援が中心だったこともあり、就トレスタッフも手探りの状態からのスタートでしたので、支援の難しさを日々感じている状況です。
 当日は、事業説明・利用実績の報告、センターの見学をしていただいた後に、これまでにあった、「順調にすすめることができた」とは言い難いケースを2つ紹介させていただき、それぞれの機関のお立場から、ご意見・ご助言をいただきました。



 ケースについての詳細は、差し控えさせていただきますが、医療機関様との繋がり・関係性があれば、もう少し違ったご利用者との関わりができたのでは・・・、という内容でした。
 当センターの立場からは、いち就労移行支援事業所としては、『病院・クリニック』に連絡するとなると、少し身構えてしまう…。という正直な気持ちもお伝えさせていただきましたが、あるワーカーさんより、『ご利用者が安心して就職に向かう、就職後も長く安定して働くためにも、会社・医療・生活・福祉との連携は大切。障がいのある方、特に精神障がいのある方についてはなおのこと、医療との連携は不可欠。病状・症状が悪化してからではなく、利用開始のタイミングから繋がっていけると、好不調についての気持ちの面での状況の把握や、服薬の状況についても確認ができるのでよいのではないか。』というご助言をいただけたのが印象的でした。
 ご利用者の了解を得て、というのはもちろんですが、障がいのある方の『働きたい』という想いを叶えるため、また安定して長く働き続けていただくために、利用開始時には、医療・関係機関様との情報共有や状況の確認のためのサポート会議の実施をしていけたらと思います。

 ご参加下さった、病院・デイケア関係者、行政福祉課担当者、社協相談員の皆様、ありがとうございました。顔の見える関係性の中で、連携させていただけたらと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。


就職を目指すなら、愛光園 就職トレーニングセンター
<就職希望者募集>
見学や体験などを行っています。
お気軽にお問い合わせを・・・。 TEL0562-85-6101 辻(つじ)・所(ところ)まで。
障がい者雇用を検討されている企業様もご相談ください!!

 紹介パンフレット(PDF)は、こちら